サーバー関連で悩んでいる中小企業の方も多いのでは?
高スペックな法人向けレンタルサーバー(クラウド)を探している企業の方は参考にしてみてください。
法人向けと個人向けレンタルサーバーの違い
すべてのWEBサイトが、数千人、数百万人といった大量のアクセスに耐えられるわけではありません。
もしアクセスできなくなると、大きな機会損失になりかねません。
法人に求められるのは安全と接続してもサーバダウン、エラーメッセージが表示されない、たくさんのユーザーが一気に流れてきても大量アクセスに耐えられる安定してパソコンやスマートフォンなどからアクセス可能なWEBサイトです。
より質の高い仕組みを構築することが求められますので、法人向けはより高スペック・高機能となっているサーバーと契約することが大切です。
ことから利用料金は平均すると月額3,000円~となっていますので料金で比べると、数百円から利用できる個人向けのレンタルサーバーの方が圧倒的に安くなります。
法人向けレンタルサーバーと個人向けレンタルサーバーの違いは、高価格で性能と安全面が上位に位置図けられるところといえるでしょう。
なお、個人向けサーバーでも法人の利用は可能です。
サーバーのスペックは年々上がってきていますので使い道に合わせて、プランの移行ができる個人向けのサーバーも検討してみるといいでしょう。
法人用サーバーの選び方
はじめに法人向けレンタルサーバーを契約するのに必ず押さえるべきポイントを見ていきましょう。
- サイトの規模
- 予算
- 機能
- サポート
押さえておきたいポイントを順に解説していきます。
1サイトの規模
コンテンツ量が多いポータルサイトを作るのか簡単なコーポレートサイトを作るのかなど用途を明確にし計画を立てていきましょう。
例えばECサイトなどのビジネスサイトを作成するのであれば表示速度が遅いと売り上げに影響を与えるので、将来的な規模拡大を視野に入れているのであればアクセス数を想定しサイトの規模に見合った「高速表示ができる」「ディスク容量が大きい」サーバーのプランと契約する必要があるでしょう。
2予算
法人の場合、永続的に利用することが基本となるため売上実績から目標を達成するために利用可能な経費を算出して、適正な料金・コストで提供しているかを見極め予算に合ったサーバーと契約することになります。
はじめから導入~その後の運用までしっかりと考えておきましょう。
もし、中小零細企業の方で予算不足なら「ビジネスローンやファクタリング」を利用して予算不足を解決するのを検討してみましょう。
3機能
サーバータイプは、大きく分けると、安価な「共用サーバー」、ハイスペック機能を備えている「専用サーバー」、両方の特徴を備えた「VPSサーバー(仮想専用)」に分けられます。
コーポレートサイトを作るのであれば充実した機能はそれ程必要ありませんが、例えばオンラインビジネスを展開するとなるとサーバーのトラブルがあった時に役立つ「自動でバックアップ」やフィッシング詐欺を防御するための「EV SSL」といったwebならではの機能が必要になってくるでしょう。
インターネットは、コンピューターウイルスへの感染やサイバー攻撃のリスクが少なからずあります。
企業の信用力は大切なことなので、セキュリティ面での安全性・信頼性を高める機能があるサーバーと契約する必要があります。
4サポート
法人向けサービスでは、困った時にすぐに対応できる手厚いサポート体制が標準でセットになっていることが多いですが、契約前に平日だけでなく365日24時間、電話やメールなどでスピーディーにサポートが受けられるかチェックしておきましょう。
手厚いサポート体制があれば問題が発生してもすぐに解決できるので商機を逃すリスクを削減することができるでしょう。
おすすめ法人向けレンタルサーバー
小規模〜大規模までのよく利用されている法人向けレンタルサーバー10選。自社にふさわしいレンタルサーバーを選ぶ参考にしてください。
エックスサーバービジネス
エックスサーバービジネスは、不正改ざんを防止する高いセキュリティと大量のアクセスにも耐える精度の高い安定性で安心してWebサイトの運用が行えるので、小中規模の企業、個人からの支持が高いサービスとなっています。
個人向けサーバーとの違いは、「無料設定代行」「ホームページ無料制作(WordPress)」「セキュリティー対策」「サポート体制」「品質保証制度」といった充実したサービスが受けられることです。
Xserverビジネスには専用サーバーのプランもありますので、自社専用として利用したい方も検討候補に入れてみてはいかがでしょうか。
CPI
CPIはKDDIウェブコミュニケーションズが提供する法人向けのサーバーで信頼性が高く官公庁・国内大手企業なども利用しています。
遅延やトラブルが発生しにくい安定性を兼ね備えたサーバーを構築されていることからネットショッピング・メディア事業におすすめ。
CPIの特徴の一つとして、WEBとメールが別サーバーに分かれていることから、トラフィックによる影響を互いに受けることがありません
KDDIの子会社というブランド力だけでなく、充実したサービスと手厚いアフターサービスから安定性を求める企業に選ばれているサーバーです。
スマイルサーバ
NTTグループのNTTスマートコネクトが運営しているレンタルサーバー。
CPI同様にスマイルサーバも2006年に運用を開始してこれまでに多くの公共機関・法人に利用されてきた実績があります。
主にビジネス用途を想定した内容となっており、サーバーの安定した稼働・しっかりとしたサポート体制を求めている方におすすめです。
契約期間は最低「6ヶ月」となっています。
WebARENA SuiteX
株式会社NTT PCコミュニケーションズが提供している共用サーバーで業種を問わずこれまでに多くの法人が利用しています。
WebARENA SuiteXでは、万が一に備えて不正侵入防止システム(IPS)などセキュリティ機能が充実しているので安全なサイト運営が可能になります。
今ならドメインとSuiteXをセットで申し込むと「初期料金」と「基本料金1ヶ月分」が無料になるお得なサービスをおこなっています。
法人向けサービスとしてスペックが充実しているのに低価格を実現していることから人気を集めています。
さくらのレンタルサーバー
さくらレンタルサーバーでは法人向けプランとして2週間無料でお試しできるビジネス、ビジネスプロが用意されています。
法人向けプランは大容量なのでサイトの規模が大きくなっても安心!ビジネスに最適な信頼性の高いサイト構築が可能となっています。
自社のデータセンターを持っていて国内で多くの方に利用されている老舗のレンタルサーバーですが契約後プランの変更をする場合、「新たに新規登録⇒データの移行」という形になるのがネックとなります。
iCLUSTA+
iCLUSTA+(アイクラスタプラス)はGMOグローバルサイン・ホールディングスが法人向けに提供している価格が低く抑えられているサーバーです。
サーバーの二重化、回線の二重化に対応して障害に強い安定稼働を強みとしていますのでビジネス要素のあるホームページを運営したい方に向いています。
マイナス面としては、安定稼働を心がけているためか制限も多く、バックアップは無料ですが復旧するのは有料となっています。
カゴヤ・ジャパン
自社で24時間365日管理しているデータセンターは厳重に管理されセキュリティ対策も万全なうえ障害に強く高い稼働率を誇っています。
大量アクセスに強いことからカゴヤ・ジャパンのレンタルサーバーはビジネスに集中したい、安定稼働を意識した法人の利用率が高くなっています。
業界の中でも老舗の会社で運用歴も長く他社レンタルサーバーにはない専任サポートが着くのが魅力。機能はもちろんサポートを含め初めての方でも安心して利用できるサーバーです。
企業に利用されているのが多い理由が理解できますね。
WADAX
WADAX(ワダックス)はGMOインターネットグループのGMOクラウドWESTが提供しているサービスです。
セコム不正侵入検知防護システム(IPS)を標準で装備など強固なセキュリティ環境・サポート体制も万全・機能も申し分ないことから、ビジネス用途で人気が高く多くの法人に利用されています。
月額料金を抑えることができますが、その分バックアップが有償など有償オプションが多くなっています。
ロリポップ!エンタープライズプラン
コストパフォーマンスに優れたサーバーで個人を中心に人気があるロリポップ。
小規模メディア運営を考えている方におすすめです。
1番上位プランのエンタープライズプランは、競合他社レンタルサーバーの同等のプランと比べると割安で利用ができることから、コストを抑え大規模サイトの運営や複数サイトを運営したい方におすすめです。
マイナス面としてプランのダウングレードができないことがあげられます。
ロリポップは10日間無料でお試しができるので気になる方は試してみてはいかがでしょうか。
おすすめは?
サーバーを選択する上で、信頼性を取るのか料金を取るのかなどが重要となってきます。
ご紹介した法人向けのレンタルサーバーで中小企業に人気が高いのは下記になります。
- 隙のない国内NO.1の利用シェアを誇る「エックスサーバー」
- 快適に利用できる安定性の「CPI」
- コスパ重視なら「ロリポップのエンタープライズプラン」
どのレンタルサーバーも遜色ないサービスを提供していますが、あえて選ぶなら上記のサービスがおすすめとなります。
無料お試し期間があるサーバーもあるので、気になる方はお試しで使ってみるのも良いでしょう。
Webサイト制作
Webサイト制作は自社で内製または制作会社に委託する外注の二択となります。
自社の求めるWebサイトの目的に合わせて考えていきましょう。
それぞれのメリットとデメリットをみていきましょう。
内製でのWebサイト
メリット
- コストがかからない
- 経験が蓄積される
デメリット
- 高いスキルを持った人材が必用になる
外注で制作
メリット
- 質の高いWebサイトが完成する
- スケジュールが立てやすい
- プロのアドバイスが受けられる
デメリット
- 費用がかかる
- コミュニケーションに時間がかかる
どちらもメリットとデメリットがあり、外注するか内製にするかを迷うと思います。
WEBサイト作成は利用目的やサイトの規模、予算などに応じて変わってきます。今回紹介したメリットやデメリットを参考にしていただければと思います。
まとめ
安定&定番の法人向けレンタルサーバーを紹介しました。
法人向けレンタルサーバーは大規模サイトを運営するのに向ています。
開設するHPの規模や最低限必要な機能(特にセキュリティとサポート対応は重要視)、利用できる予算などを考慮して、ビジネス用途として長く、安心して運営できるサーバーと契約しましょう。