安心・安全に副業をはじめるために、参考にしてください。
副業をはじめるために初めてWEBサイトを作成する方は最低限の知識として以下のようなことを注意しておきましょう。
違法サイト
何も考えずに、サイトの運営を始めると思わぬトラブルになるおそれがありますので、WEBサイトを作成して運営していく時に想定される法的トラブルについて紹介したいと思います。
最初に言っておきたいのは、誰でも自由にWEBサイトを作成して副業を始めることはできますが必ず法律を守ることです。
分かりやすい例を挙げるのであれば、「児童ポルノ」や「危険ドラッグ」「海賊版サイト」といったことが挙げられます。
ニュースに取り上げられることも多いのでご存知の方もいるのではないでしょうか。
罪に問われた場合、罰金・最悪逮捕、懲役となり社会的信用を失うことになりますので、お金を稼ぎたいからという考えだけで違法サイトは作成しないようにしましょう。
もし、サイトを運営したいけど自身で何が違法か判断ができないのであれば、弁護士、司法書士といった法律の専門家に相談することをおすすめします。
トラブルに発展しないように意識して定められたルール内でサイトを作成していく必要があると言えるでしょう。
サイトの運営を始めるということは、責任ある立場になるということです。
トラブルを避けるために
サイト作成の前に!知っておきたい。
安心してサイトを運用していくために下記で紹介することは十分な注意が必要です。
著作権違反
ホームページを運営していく上で重要なポイントとなるのが著作権です。
身近な存在となったインターネット上にはたくさんのサイトがあり、音楽、小説や絵画、イラスト、写真など多く見たり聞いたりすることがあります。
このような他人の著作物を勝手にHP上で利用すると、著作権侵害にあたるため注意が必要です。
もし、著作権者の許諾なしに利用し、著作権者が告訴すると処罰の対象となります。
また、成功している人を参考にしてホームページを作ろうと考えている方もいると思います。
参考にするだけならいいのですが、ホームページに掲載されている文章なども著作物となりますので許可なく「転載」するのはやめましょう。
もし、気づかぬうちに著作権を侵害してしまって著作権元からの指摘されたら速やかに修正を行うようにしましょう。
他にも気を付けておきたいのが記事の引用です。
サイトを運営しているとどうしても「記事を引用」したいこともあると思います。その際は必ず出典を示す必要がありますので引用元の出所を明示するようにしましょう。
肖像権
他にもサイトを作成する時に気を付けたいのが、肖像権(プライバシー権/パブリシティ権)です。
法律上で規定されているわけではありませんが判例として認められていますので、本人の許可なく勝手に写真や映像を使用しないようにしましょう。
また、有名人の写真を掲載する場合パブリシティ権も侵害してしまう可能性があるので注意しておきましょう。
WEBサイトの作成
他にもWEBサイトを作成するのに注意点・最低でもしておきたいことをいくつか紹介したいと思いますので、頭に入れておきましょう。
費用
WEBサイトを活用して長期目線でビジネスを行うのであれば無料で作成できるものではなく、月額料金を払ってサーバー・ドメイン契約をするようにしましょう。
また、サーバー・ドメインの他にも作成するジャンルによっては必要となるものが発生すると思いますが、最低限必要なものはケチらず予算の範囲で準備しましょう。
パスワード
サーバーの契約、WordPressなどホームページ作成サービスと契約する際は、容易に推測されるパスワードを設定しないようにしましょう。
悪意のある第三者にアカウントが乗っ取られるとあらゆるトラブルに発展する恐れがあります。
最悪の事態を想定し同じパスワードを使いまわしせず、セキュリティに対する意識を高めサイトを運営しましょう。
どんな事情があっても絶対に他人にIDとパスワードを教えないように!
SEO対策
サイトに訪問してもらうためにSEO対策を行っていかなければなりません。ですがSEO対策にはやってはいけないこともあります。
例えば被リンクも重要ですが、やみくもに被リンクを集めたり、間違った方法を行うと価値ある素晴らしいサイトを作ったとしても検索順位が下がるなどのペナルティを受けたりしますので、間違ったSEO対策をしないようにしましょう。
SSL化
SSL暗号化(HTTPS化)とはWebサイトと閲覧している端末との通信を暗号化する仕組みで通信中に情報が盗み見られることを防止することができるのでセキュリティーの面で必須と言えます。
また、セキュリティー面だけでなく常時SSL化すると、WEBページを高速表示させることができますのでSSL暗号化することで様々なメリットを得られます。
SSL化されていないサイトは、ユーザーが安全な通信ができないだけでなくSEOでも不利になりますのでサイト運営者なら必ず対応しておきましょう。
パンくずリスト
サイトにアクセスした方が、どのページにアクセスしているか分かるだけでなく、Webサイトを巡回しているクローラーがサイト内を回遊しやすくなるといった特徴もあるのでSEO効果もあります。
このようにパンくずリストは大事なものなので表示させておきましょう。
参考までにWordPressでサイトを作るのであれば、テーマによってはパンくずリストが入っているテーマもあります。
※パンくずリストとは、今観覧しているページでいうと以下の画像の部分になります。
サイト表示速度
ネットサーフィンをしていてサイトの表示が重くイライラしたことはありませんか?
せっかくアクセスしてもらってもサイトの表示速度が遅いと、ユーザーがストレスを感じて離脱しやすくなり売り上げに悪影響を及ぼすことになります。
重要なことなのでユーザーファーストを意識して「サイトの読み込み時間が早いとされるサーバー」を利用する「画像のサイズを適切なサイズにリサイズ」WordPressを利用しているのであれば「キャッシュ化プラグインを導入」「不要なプラグインの削除」といったことを行い表示速度を改善していきましょう。
レスポンシブ対応
レスポンシブウェブデザインは分かりやすく説明すると、サイトにアクセスしたデバイスの画面サイズに応じて最適な表示を可能にする方法のことです。
デバイスごとに最適化したページにリダイレクトする必要がなく、同一URLとなるのでクローラーが巡回しやすいなど多くのメリットがあります。
パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットでアクセスしている人が多く必要不可欠なものですので、対応しておきましょう。
参考までにWordPressでは初期設定の段階でレスポンシブ対応しているテーマもあります。
最低限の知識
難しいプログラミングを知らなくても、ウェブサイトビルダーなどで誰でも簡単にサイトは作れますが、いずれにせよWEBサイトを作成して稼いでいきたいのであればHTML・CSS等の最低限の知識は覚えておいた方がいいので勉強しておきましょう。
広告掲載について
WEBページに広告を掲載したい方は、景品表示法の「ステマ規制」を厳守するために「広告」、「宣伝」、「プロモーション」、「PR」などの表記が必要になります。
被害にあったときの対処法
ここまで記事をお読みになってサイトの運営には加害者・被害者どちらにもなる可能性があることがお分かりいただけてでしょうか?
未然に防止しておくことが何よりも大切ですが、対策しても避けられないトラブルが発生するかもしれません。もしトラブルが発生して自身で解決が困難になった時は情報を集め、法律の専門家に相談しましょう。
困った時は以下のようなところで相談をすることができます。
まとめ
今回、ホームページを作成する上で注意すべきことを紹介しましたが伝わりましたでしょうか。
はじめてホームページを作成するとなると、問題が発生したりしてどうしても手間や時間はかかってしまうものです。
大変なこともありますが、サイトが完成してちょっとでも利益が出ると嬉しくなります。
頑張りすぎて心も体も疲れ果てるってことにならないように無理をしないで、リスクを限りなくゼロにして自分の作りたい楽しめるサイトを作成していきましょう。